#06  おいしいカレーを選ぼう。電気も選ぼう!

人類の歴史上初めてのイベント!?「 ストップ☆せんだいげんぱつ カレーフェスティバル」満を持して開催!今回のHAPPY ENERGYは実行委員のひとりでカレー店「チチビスコ」を経営されている齊藤大祐さんにその日の模様をレポートしていただきました。カレーを選ぶように電気を選ぶように早くなると良いですね。次回は我々もオリジナルカレーで参加したいと思います!

真夏の日差しが降り注ぐ鹿児島中央駅はその日、カレーの香りに包まれていました。
8月2日日曜日、「ストップ☆せんだいげんぱつ カレーフェスティバル」が行なわれ、
来場者はカレーを食べ、ビールを飲みながら、エネルギーについて語り合っていました。
主催したのは、脱原発カレーフェスティバル実行委員会。20代〜40代の会社員、主婦、自営業、農家など、若く多彩なメンバーで構成されています。
カレーと電気に、いったいどんな関係が??と思う方も多いのでは。
電気をめぐる問題についてもっとたくさんの人に考えてほしい、そのために、敷居を低くして参加しやすいイベントを開催したい、と話し合っていたメンバーは、エネルギー問題に関心のあるカレー屋さんが多いことに着目。
さらに、カレーを食べると腸から幸せを感じる物質が出るという研究があることを知ります。「カレーを食べながらエネルギー問題を語るフェスをやってみたら、伝わるものがあるかもしれない」と、 川内原発の再稼働を目前にして、企画がスタートしました。
実行委員会代表の鮫島さんは、「みんなが大好きなカレーを食べに集まることが、意思表示になればいい、という気持ちで企画しました。一見ゆるゆるなイベントですが、メンバー一同の気持ちは超真剣です!」と語っています。
イベント告知チラシには、「おいしいカレーを選ぼう。電気も選ぼう!」と明記して、電気は選べることを強調しました。 イベント当日は、カレー屋さん7店舗が並び、おもしろマーケットと題した出店が15店舗、ステージではDJやダンス、電気に関するトークライブなどが催されました。
おもしろマーケットでは、お湯で動くエンジンの展示など、発電の方法はいろいろあることを学ぶことができました。また、来場者がメッセージや願いを短冊に書いて笹に下げることができる、「かごしまLOVELOVEメッセージ」のコーナーがありました。

日が暮れると、色とりどりのキャンドルが会場を飾りました。
会場には1500名以上が訪れ、テレビや新聞にも取り上げられたことで、電気のことをより多くの人に考えてもらうきっかけになったのではないでしょうか。
実行委員のひとりは、「2016年から、電力自由化が始まり、自分の家の電気を、どの会社から買うのか、自分で決めることができるようになります。危険な方法でなくても、電気を作ることはできます。発電方法や会社の理念など、いろいろな観点で選ぶことができるのが、楽しみです。今後、価格を含め、どのような選択ができるのか、注目していきたいです。」と話していました。

齊藤大祐(さいとうだいすけ)プロフィール
鹿児島市でカレー屋を営む。店舗にて簡易ソーラー発電ワークショップや勉強会、映画「シェーナウの想い」上映会を行う。安全な発電方法を望む37歳。

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