#51  HappyEnergy×マクロビアン
      "バーバ時々ジージのつぶやき" ~みんなちがってみんないい!~

子育てに関する情報もあまたあり。情報が多すぎてなにを信じていいのやら・・・ 一番身近な存在の自分の親を頼りにしてもなんともしっくりこず口喧嘩。 よそでいろいろ学んだのちに「これが自分たちの正解だ!」と気づいちゃったのはよかったが、いざ実践!でこれまた社会との軋轢が・・・

悩んでる時間もなく、わが子も社会も遠慮なく進んでいってしまいます~

そうだ!こんな時は尊敬できる師匠に聞こう! ということで〇十年前から自然派育児&マクロビオティックな生活を実践し続ける食養道のファイナルマスター「橋本宙八&ちあき」ご夫妻にご登場いただくこととなりました。

情報に踊らされる、僕たち若手子育て世代に優しく語りかけてくれていますよ!

「バーバ時々ジージのつぶやき」

「ああ~どうなるんだろう・・」とため息が出るということが人生にも日常にもたびたびある。その種は、この最近の空模様だったり、孫のわがままや私の老後不安だったりする。

だが、昨今はそんなことは通り越して、「全くもう!!」と思うこと(はっきり言えば頭に来ること)が増えている。保育所不足の問題で「日本死ね!」が話題になったことはそう古くないが、今は保育所問題どころか、国会や政治家の問題で、新聞読んでもTVニュースみてもあまりのことに紙面に向かって吠えていた私。「なんという厚顔無恥な!」と。

でも吠え疲れて、怒り疲れて、ちょっと冷めてきたところで、つくづく思う。「世の中、人間の心、どうしてこんなことになっちゃったのだろう・・」と。

私達が(あえて私ではなく私達と言いたい)人として当たり前、常識だろうと信じてきたことが、通じなくなっているよう。
<自分の利益のために嘘をついてはいけない><自分の利益のために人を貶めてはいけない><自分の利益のために権力を使ってはいけない><人の上に立つリーダーは人格者であるべし>なんてことは自明の理であって、その上で私たち凡人も「他者を想いやろう」「小さき声に耳傾けよう」「話し合おう」「優しい人間であろう」と教わり努力することを良しとしてきた。 ところが、現社会では、<自分の利益のために嘘をつき、人を貶め、権力を使う>がまかり通っているようです。他者を思いやるどころか、意見の違う他者は無視、小さき声は抹殺、話し合いは無用と言わんばかり。まるで常識?となってきているかのように映る。

この際大きく出よう。これが国を代表する人たちの姿だとさんざん見せてくれた昨今、それでも私達は、この国の未来に希望を感じられるか?今までの価値を持ち続けることができるだろうか?貴方はどう考える?と突きつけられてるよ~。
いや正直なところ、私達はどうしていったらいいのだろう・・と途方にくれ頭を抱える感じと言った方が近い。

そんな私達がはて、これからも「嘘をつくのはいけない」「自分の利益だけでなく他者を助ける心を持とう」とか「誰とも心開いて自己表現しよう」「話し合いが大切」「持続可能な平和な社会を」とか、そんなことを孫世代に伝えることができるだろうか?それがよいのだろうか?
むしろ反対を教えた方が「社会人として生きやすく、自分が得をする人生」を歩めるのではないだろうかなどとふと我を疑う。だって社会で人々の上に立っている、偉いとされる地位についている人々を模範とするならば、「嘘をつき人を貶め、薄っぺらな方便で話題をそらしてこそ、力と金を手に入れることができる!自己利益が得られる!これぞうまく社会を泳ぐ人の道」と説いたほうが良いのではないだろうかと、悩みこそしないが皮肉りたくなるのである。

いや、そのような社会の質の荒み(すさみ)を感じ取り、それでも自分の良心に従い、社会がどうであれ、これまで持ってきた価値観をしっかり堅持できる人がどのくらい居るだろうか。そちらの方が少数派になる可能性ある中で、あなたはどちらを選択するでしょうか。私たちは社会から影響受ける生き物、難しいかなあ。

大げさなことのようだが、大きい社会の姿は社会の構成員である私達が日々選んでいる姿でもある。今、小さな社会、例えば地域、職場、学校、友人、家庭、そこでも似たようなことが起こっているのではないかと思う。

例えば、学校や保育園で、一律に木登りをさせないと決めている、としましょう。
それはもしかしたら本当に安全のためかもしれないし、万が一の時に組織側の責任を問われることの事前のリスク回避だったり、個人の自由度を無視してのことだったりする可能性もあります。でもその中で、それは個人の自由と責任で判断しましょうよとか、身体能力や感覚に合わせて多少の冒険をさせるほうが良いのでは、と思っている親だったとします。木登り自由にさせてほしい!と言えるかどうか~です。

 

言わない選択有りですが、もし言うとすればどうなるでしょう。話し合いの話題になるか無視されるか。話し合いを持つまでいければまだ幸いですが、「決まり」ですからとか、「他の子への影響(波及)が問題ですから」ということで、あっさり拒否されるかもしれませんね。組織からそう言われると、多くの素直な(自分に意見を持たない)親たちはそれに従い、当たり前のように子供に木登り禁止をさせるでしょう。多勢に無勢、そんな中で我が家スタイルをどうやって成就させることができるでしょうか。難しいですね~。

でも個々の自由が守られる社会を常識とするなら、信念に基づいてちょっと頑張る必要があるところだなと思います。
「私はこう考えるのですが、学校(園)のお考えを聞かせてくれませんか?」と問いかけることからスタートならできるでしょう。
上手くいく?上手くいっても行かなくてもチャレンジです!
話し合いのテーマにするというだけで、一歩ですから。
でもそのあとの進行はマニュアルのような正しい対応とかはありません。相手次第だし、ケース次第だし、事態は‘生もの` ですからね。個々の勘どころを使っての生きた対応でしかしようがない。でもその勘どころを支えるのは、やっぱり『自分の正しいと思う価値観、信念』です。それに基づいて心からの発言や行動をする、しかないかな~。要は、強引に物事を成就させることが目的ではなく、まず話し合うというコミュニケーションを作り、「自分で考える」というが大切なのですから。

その一つひとつが積み重なって、社会を作っていきます。それが一番できるのは、子育て中の皆さんです!
こんな簡単な例ではなく、もっとシビアなことが日常起こっているでしょうね。それはチャンスですね。子供が育つのも日常です。自分が成長するのも日常からです。社会を作るのは日常です。子供や社会を変えるのは日常のコツコツ・・です。些細なことを大切に・・です。
決して誰かと喧嘩したり戦うのではなく、私が生きやすいように、誰もが生きやすいように、社会をよりよくするために、という願いを中心に持っていること、その強さと勇気があれば道は必ず開かれると思っています。
諸問題をクリアするのはむつかしい、でもコツコツユックリ・・です。

Chiaki

橋本 ちあき
2男を一人で、3女を夫と二人だけで自力出産し、マクロビオティックと自由教育で育てる。田舎暮らし・自然出産・自然育児・オルターナティブ教育・マクロビオティックなどを実際に生きる自然人。「全ての知恵は普通の人が普通の生活の中で生きてこそ」「試行錯誤が知恵になる」をモットーに、リアリティを大切にする。
著書『自然に産みたい』『自然に生み、自然に育てる』
ちあきさんへの質問・メッセージはこちらへ → info@happy-energy.jp

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