#59  現代社会の歩き方「サバイバルママ」~やっとつかんだ正社員でも解雇!赤字家計からの脱出~

正社員から解雇 Eさんの赤字家計脱出のサバイバル

離婚前から生活を守るべくパートで働き
「もっと収入を増やそう」とパートを辞め
派遣社員でフルタイムの仕事を始めました。

子ども未就学児  : パート
5歳で離婚    : 派遣社員でフルタイム→正社員に
子どもが中高校生 : 正社員解雇

“派遣切り”はイヤ!生活の安定を目指して正社員で働きたい!!

子どもが5歳の時に離婚をし、離婚後しばらくは実家でお世話になっていました。
派遣社員は時給制なので、休日が多い月は収入が減ります。

昇給も見込めない、ボーナスも無い・・・。
社員と同じような仕事を任されているのに・・・。

“派遣切り”という言葉も囁かれ 派遣社員のままでは生活が安定しないのでは? 不安に駆られ、正社員として働くことを決め、就職活動を開始し正社員で雇用されました。経理の仕事です。

「もう帰るの?」白い目の職場でも昇給!

その会社には、独身女性2人が働いていました。
子育てママを採用した経験はありません。
懇談や、参観などの学校行事で会社を早退しようものなら白い目で見られました。
「もう帰るの?」子どもが病気で休ませてもらった時も「休みすぎ」と陰で言われていました。

でも、せっかく就職できた会社。
負けない気持ちと仕事は率先してやる・任された仕事は正確・丁寧に仕上げるを心掛けて仕事に取組みました。

すると周りの従業員の対応が変わり、早退や休む時も快く了承してもらえるようになりました。

会社の経営悪化!正社員でも安定は「あたりまえ」ではない

正社員になり
築2年の比較的新しい2LDKのアパートを借りる事ができました。
家賃は共益費込みで8万円。
ところが、会社の経営が悪化!
正社員でも、人員整理で退職(解雇)となりました。
すぐに就職活動をして 新しい職場で正社員として働くことができたのですが お給料は前職よりも下がり、一気に赤字家計へ転落。

赤字家計をどうする?

しばらくは、退職金と貯金を取り崩して生活ができていました。 しかし、このままではいけない・・・
少しでも生活費を削れるところが無いか模索する日々。
「学資保険の解約をする?」
「子どもの習い事を我慢してもらう?」

ひとつひとつ考えました。
家賃の8万円はなんとかならないか・・・

毎月の住居費が8万円から3.5万円に!

ある日、目に留まったのが
「シングルマザーさんにおススメ」と印字された不動産広告。

そこには、中古住宅の売り物件が記載されていました。
今、住んでいるアパートの家賃より安い

これだ!!と思いました。
しかし、シングルマザーで住宅ローンが実際組めるのどうか
不動産屋さんに確認。

正社員として働いている期間が通算3年以上あり
今支払っている家賃は8万円、一応生活はできている状態だという事。
住宅ローンは組めるとのことでした。

ちょうどいいタイミングで
古い一戸建て住宅が出て、立地も良かったので即決しました。
築34年でも外壁は一度塗り替えられていて、きれいな和風の2階建て。
水回り、床、クロスを張替えれば十分快適に住めます。

住宅ローンは土地建物+リフォーム代金で組めることになり
この場合は1,200万円までローンを組む事が可能でした。

1階リフォーム

Before
After

銀行とのやりとりも不動産屋さんと二人三脚で予定通りに契約でき
結果毎月の返済額は3.5万円になりました。

毎月赤字だった頃は銀行残高が気になっていた私ですが、
今は気持ちに余裕ができました。
これから子どもの教育費が増えていくのでしっかり準備していきたいです。

シングルマザーの仕事と収入

母子家庭の約80%が就業、そのうち約39 %が正規の職員・従業員、パート・アルバイト・派遣社員は約52%
です。 正規の職員・従業員:平均年間就労収入270万円(月平均22.5万円) パート・アルバイト:平均年間就労収入125万円(月平均10.4万円)
※厚生労働省「ひとり親家庭等の支援について」(平成29年4月)母子家庭の就業状況より

働き方により収入は2倍以上変わります。しかし、Eさんのように正社員になったらから終身雇用は「あたりまえ」ではないのですね。Eさんは、解雇後、収入が減りましたが正社員に就職できたのは、経理の実務ができる、つまり手に職をつけていたことも大きいです。

会社に依存しない資格やスキルがこれから益々必要になってきます。
資格取得や就労支援など各地域で開催されていますので
情報を収集して、仕事に直結する資格取得やスキルをつけていきましょう。

シングルマザーさんの中には 看護師になる、WEB制作を副業にする、介護系の資格をとる、 アロマテラピーなどのサロンを経営する、ファイナンシャルプランナーになる
など色々な働き方をしていますよ。

加藤先生のワンポイント!

シングルマザーになるならないに関わらず、子どもがいるからこそお金のことで悩みますよね。でも、なんとかしてがんばるママには必ず希望の光が見えてきます。ひとりで悩んでしまった時は、「今困っている」ことを友達や専門家にも相談してみましょう。
※もちろん加藤先生にも相談できます!→info@happy-energy.jpまで!

今回は正社員から解雇になった体験談でした。次回は、借金により離婚、その後家計を節約したママをご紹介します

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