#65  現代社会の歩き方 「サバイバルママ」~ギャンブル依存症!300万円の借金肩代わりから娘と穏やかな生活になるまで~

夫の借金の肩代わり300万円。離婚しマイナス90万円からのスタートをしたKさん

「依存症」が見え隠れしての家計破たんが原因で、離婚。

当時は、専門機関に相談することも思いつかず
私はひとりで悶々としていました。

取り返しのつかない状況になる寸前でした。
依存症の夫のために使い果たしたお金は
300万円とカードローン90万円の返済。
しかし、今は娘と二人、笑顔で穏やかに暮らしています。

競馬好きの夫はギャンブル依存症?

結婚前から、離婚をした元夫は競馬が好きでした。
結婚して、2年目ごろから元夫に事業資金を融通するようになっていました。

「今月は〇万、貸してください。」と
いわれるがまま渡していました。

元夫は飲食店を自営していましたが、不景気の影響もあり
店の家賃や仕入れの支払いなどを売上でまかなえていなかったのです。

最初は数万単位だったのが
10万円、20万円と増えていき
当時の私の給料(手取りで25万ぐらい)でも
補てんしきれなくなってしまいました。

300万円を使い果たし、私はストレスからお酒に

私は独身時代の蓄えの約300万円も使い果たし
毎月の生活費にも困り
不足分はカードローンで埋める日々でした。

元夫は、事業資金が工面できなくなっても
毎週土日の競馬は欠かしませんでした。

お金の心配は、ストレスに直結します。
当時の私は、精神的にかなり不安定になっていました。

ある日、些細なことでイライラして
幼い娘を怒鳴りつけてしまったとき、娘の涙を見て
ハッと気づきました。

このままでは、娘を幸せにすることはできない。
どうしたら、娘との生活を守ることができるか考えた結果
離婚を決意しました。

マイナス90万円からのスタートでも娘と幸せになれる!

離婚した時点で、カードローンは約90万残っていました。
保険の解約返戻金の約60万や
結婚当初から積み立てていた投資信託約20万も換金して返済に充てました。

残りは、毎月少しずつ返済していきました。
 
離婚後は、借金のストレスから解放され
自然とお酒の量も減っていきました。

飲まなくても、ぐっすりと眠れるようになっていました。
体調も良くなり、気持ちも明るくなっていきました。 

専門家に相談し、正しい方法で解決する

現在は、笑顔を取り戻し、娘と2人日々穏やかな暮らしです。
当時の私は、誰に相談していいかも分からず
家族の問題は自分だけで何とかしなければと悩んでいました。

依存症についても
離婚後、冷静になってから学ぶことで理解ができました。

今思うと、当時の私の本人を叱責することや
借金を肩代わりするなどは正しい対処方法ではありませんでした。

もっと早い時点で専門家に相談していれば
離婚という選択にはならなかったかもしれません。

もし、大切な家族が依存症になってしまったら
あるいは、依存症かもしれないと不安になってしまったら
そんなときは、迷わずに専門の機関に相談しましょう!

依存症については
保健福祉センターに相談できます
また、必要であれば、弁護士や依存症からの回復を目指す自助グループやリハビリ施設を紹介してくれます
 
笑顔を取り戻すために、ご参考になれば幸いです。

借金が見つかったらどうする?どこに相談する?

もし、夫(あるいは私や家族)が借金をしてしまったら?

専門家に早めに相談しましょう。
でも、どこにどう相談したらいいかもわからないですよね。

夫の借金が見つかり、家計相談に来たママは

1、借金額を確認
2、夫婦でカードの利用をストップ
3、年に2回のボーナスから借金を返す

夫婦で協力して、120万円のカードローンをコツコツ2年で返済しました。
 
借金が見つかると
感情的になってしまいますが
大切なのは「今、借金がどれだけあるか」を知り

・夫婦で借金をコツコツ返す
・弁護士などに相談し、債務整理をする

など早く行動することです。

しかし、夫が借金のことを隠してしまい
どうしたらいいかわからないこともありますよね。
その際は、お子さまの今とこれからのことを最優先しましょう。
 
実際、借金が返せない夫が
借金で給料の差押えまでになりそうだったケースで
離婚したママもいます。

借金は、弁護士に相談するケースが多いです。
市役所などで法律相談(無料)があります。

また、借金だけでなく
依存症やDVなども含めて
女性が抱える問題を相談にのってくれるところのひとつに
男女共同参画センターなどの公的機関もあります。

大阪では、クレオ大阪・ドーンセンターという施設名になります。
無料で安心なのが助かりますね。
 
また、すぐ相談したい!
2時間などじっくり話を聞いてほしい場合は
民間で有料になりますが、カウンセラーなどに相談するのも選択肢のひとつですよ

ひとりで悩まず、早めに相談することが大切です。

加藤先生のワンポイント!

シングルマザーになるならないに関わらず、子どもがいるからこそお金のことで悩みますよね。でも、なんとかしてがんばるママには必ず希望の光が見えてきます。ひとりで悩んでしまった時は、「今困っている」ことを友達や専門家にも相談してみましょう。
※もちろん加藤先生にも相談できます!→info@happy-energy.jp まで!

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