#11  エネルギー自由化。ここまででわかった事,これから知りたい事。

 ボクはハッピーエネルギー当サイトを運営しています。エムシー・ブーといいます。ハッピーエネルギーではエネルギー自由化で見えてくる生活のスタイルと考え方を知る為に、あたらしいエネルギーに関するプロジェクトに取組む多くの人達にお会いしてきました。

そこで,今回はここまで取材でお聞きした話を踏まえて,ここまででわかった事,これから知りたい事をまとめると同時に、すこしイメージを広げて,エネルギー自由化後の世界を創造してみました。さてこれからどうなるのでしょうか。

◆2016年から始まるエネルギー改革

まず、イギリス、ドイツ、オーストラリア、アメリカなど、欧米主要国では既に電力は自由化されています。たくさんの企業が参入し、料金プランやサービスもさまざま。電気代が多くなるシーズンには割引や商品提供など乗り換えキャンペーンが盛んに行われいるようです。そのため、電力会社のサービスを比較するサイトは数多く存在するほどです。

ボクなりに想像して見ると数年前の牛丼チェーン店の値下げ合戦や、今の携帯電話会社の乗り換えキャンペーンと同じような現象かなと、思いますね。

来年4月からの変化として今わかっている事は、続々と会社が新サービスを発表していて、身近なところではソフトバンクが携帯料金と合わせ電気を販売したり、ENEOSがENEOSでんきをスタート、日本生活協同組合連合会コープも地球クラブを設立。再生可能エネルギーの普及促進を目指します。

そうなんですね、戦後60年以上続いた大手電力会社による電力の独占販売が完全に終わることになる2016年のエネルギー改革は、そんな感じに始まっていきます。

プランを大きく分類すると!

・電気とガスの同時利用のプラン
・自然エネルギープラン
・住宅購入割引プラン
・ポイント付加プラン
・携帯料金との割引きプラン

安さやサービスだけでなく、少し高くても風力や太陽光といった再生可能なクリーンな電力を選ぶこともできる。エネルギーを考え、選ぶことは、社会の将来像を考え、選ぶことと一緒ですから、こんな風にスーパーのカウンターやガソリンスタンドのカウンターで割引セール中のエネルギーを買う日が、来年の春にやってくるのです。

一昔前、「水」と言えば蛇口をひねると出てくる、水道水こそが「水」でした。自動販売機で「水」買う日が来るとは思ってもいませんでした。しかし現在は、採水地ごとに細分化された、多くのプライベートブランドの「水」があふれています。売る方は、「水」は地域起こしのための代表的な商品でもあります。

◆エネルギーの自由化と美味しい水の関係

ボクの地元神戸は水の名産地でもあるので、よくわかります。加えて、どの「水」が自分に適しているか、硬水、軟水、フランス産とか教えてくれる友人も数多くいます。あるいは使う水の産地をメニューに書いてる高級飲食店のおにぎりもありますね。

また、「ほかのエネルギー」と差別化するという意味では、電源そのものに付加価値をつける動きも出てくるでしょう。たとえば、温泉の地熱で作られた電力に、温泉地の自然と文化保護のための寄付をつけて「ハッピー温泉電力」として販売すると、温泉好きの方は購入するかもしれません。

◆電気をブランディングする

「ハッピー温泉電力」契約者には地元の温泉から採れた湯の花を、「ハッピー酒造電力」では地元名産の焼酎を、「ハッピー小水力発電」の購入者には毎年地元鹿児島からさつまあげが届けられるといったサービスです。

そうなんです、それが、郵便局の「ふるさと小包」みたいなことが起こるかなと思っています。つまり色も臭いもしない[電気]にラベルをつけて分ける、「電気」のブランディングです。

もっと想像を広げていくと、例えば著名なラッパーがスタジオの上に作ったソーラーパネルで一生懸命「自家製」したホームメイド電力が将来商品化されるかもしれません。「Hiphop電力」と銘打って、月間○kw以上購入者にはMIX CD1 枚とTシャツをプレゼント、といった形で展開すると、熱狂的なファンは飛びつくのではないでしょうか。

◆将来可能?おならのガス発電

最後にイメージはもっと広がりボクは創造してみた。『種子島おならロケット研究所』。この研究所が2016年おならのガスを利用したロケット発射装置を開発。研究所に併設されたプラントでガスをエネルギーに変えて研究所内すべての電気システムに利用する他,発電した時の余剰分は販売する。そして日本全国からおなら発電に賛同するユーザーからの問い合わせが殺到しているそう。おならガスのエネルギーを使用した商品を生産販売する事で,ユーザーは環境に優しい、ロケット研究に参加,その活動にも寄付する形になる。

これは面白い事になりそうな気がします。

ボクたちにとっての「エネルギー自由化」とは何なのでしょうか。そこで浮かびあがる「新しいライフスタイル」とは。

ひきつづきハッピーになるエネルギーを考えながら,
いろいろと情報を発信していきますので、どうぞ宜しくお願いします。

PHOTO BY 渋谷健太郎

文:エムシー・ブー (M.C. BOO)
Happey energy編集長。コミュニケーションデザイナー。「ブラックサンダー普及委員会」委員。愛犬家。音楽活動の傍ら執筆やテレビから映画、WEBなどメディアにとらわれず様々なコンテンツを制作。清涼飲料水や製菓のセールス&プロモーション、商業施設やアートギャラリーのプロデュースも手がける。著書に「30円のブラックサンダーで100億円企業になった理由」(TWJ books)ではマーケティングと社会学の目線でヒット商品の秘密を探る。

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