#57  現代社会の歩き方「サバイバルママ」 ~虐待してしまうかも…SOSの声から~

パート社員 保育園ママ YさんのSOSサバイバル

待望の娘が元気に産まれてくれた
本来もっと嬉しくて、幸せなはずのおめでたいこの日に
子どもの顔を見つめながら、ただひたすらに不安と戦っていたYさん

「これからどうやって生活していこう…」

退院してすぐに子ども2人を世話するあわただしい生活が始まり それと同時に離婚の準備も始まることに
「早く生活を安定しなければいけない
 離婚するにしても、お金がない
 頼れる実家も無い・・・」

そんな中、役場の人が赤ちゃん訪問の為
自宅を訪ねてきたことで
一歩踏み出すきっかけになりました。

話しやすい人だけでもいいから周りに相談してみる!

役場の人にその時の状況を色々話しました。
・旦那が帰ってこないこと
・生活の不安や育児のストレスでしんどいこと ・もうすぐ離婚するかも知れないこと
・Yさんが小さいころから親と離れて暮らしていたこと ・育児でしんどくなった時に、もしかしたら虐待をしてしまうかもしれない恐怖
・他にも金銭問題や夫婦問題など…

正直ここまで自分の過去の事など全てを話すのは
とても勇気がいったし、怖かった

ましてや、助けを求める事なんて
していいのかも分からなかったYさん

全てを聞いた役所の人は
「ご主人と話し合いをして
出ていけと怒鳴られたりした場合はすぐ電話をください。
そして必要最低限の物だけを持って出てきてくれればそこまで迎えに行きます。
その時はシェルターに入れますから。
それともし、関西から神奈川に帰るのであれば
その時はあちらの役所にも話を通しておきます」
と言って手際よく段取りしてくれました。

更には、地元の友達、兵庫で仲良くなったママ友など
自分が仲の良かった人に離婚して地元の神奈川に帰る事を伝えました。

すると、もう着ないからと、子どもにおさがりの洋服を頂いたり
たまに都合がつく日は、子供たちのお世話をしに来てくれたり

地元神奈川の友達は
新居が見つかるまでしばらくうちに住んだらいいよ!
と空いている部屋を貸してくれました。

友達の部屋に住まわしてもらいながらなら出来る!
衣食住の衣と住はとりあえず大丈夫そう。
問題は食。。

食べ物を買うお金
地元に帰るお金
引っ越すためのお金…

子どものお年玉や
わずかに貯めていたへそくりを合わせても10万いかない当時のYさん

すると、(元)夫のおじいちゃんが
「うちのせいで苦労をかけて悪かった」
と10万円持ってきてくれた。
そのお陰もあり、何とか引っ越し費用や交通費、当面の生活費を確保できました。

こうして
「このままだと虐待するかもしれない」と悩んでいた
新米ママのYさんは救われたのでした。

役所も頼ることができる

Yさんは、実家も親戚もいない、お金も無く離婚。
それでも地元に帰ることができた理由は
とにかく周りに事情を話したことです。

事情を話したことによって、様々な人が手を差し伸べてくれました。
事情を話しても余計傷ついたというシングルマザーさんの声も聞きます。

なので、相談する相手は選んだ方がいいです。
でも、どうしても辛い時は
Yさんが頼った方々のように親切にしてくれる人がいることを忘れないでくださいね。

加藤先生のワンポイント!
シングルマザーになるならないに関わらず、子どもがいるからこそお金のことで悩みますよね。でも、なんとかしてがんばるママには必ず希望の光が見えてきます。
ひとりで悩んでしまった時は、「今困っている」ことを友達や専門家にも相談してみましょう。
※もちろん加藤先生にも相談できます!→ info@happy-energy.jp まで!

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