#61  現代社会の歩き方 「サバイバルママ」~貯金ゼロからのスタートで年間約56万円の節約~

貯金ゼロ状態でシングルマザー生活をスタートしたKさん

離婚が頭をよぎったとき、真っ先に考えるのは、家計の心配

「自分一人の収入で生活していけるのか?」
「子どもは、ちゃんと育てていけるのか?」
など、様々なことが、頭の中でグルグルしていました。

離婚前は生活費を元夫にほとんど入れてもらえませんでした。
貯蓄ほぼゼロ・・・

子どもの将来のためにも、貯蓄できる家計にしたい!
徹底的に家計を見直していきました。
その結果、年間557,124円節約できました。

内訳は、住居費376,800円、保険47,784円、通信費132,540円です。
家計の中で、もっとも負担が大きい住居費からご紹介します。

離婚後の住まいどうする?年間約38万円の節約

結婚当時UR賃貸に住んでいました。
家賃は月約8.5万円で、大きい出費です。

もっと安いところを探して、たどり着いたのが市営住宅!
市営住宅にしようと思ったきっかけは
家賃が収入に応じて決まるからです

母子2人となると
今のままの仕事(朝7時に家を出る)は続けられない。

もし、収入が下がった場合でも
同じところに住み続けながら家賃負担が少なくなるというのは、大いに魅力的でした。

市営住宅は、離婚前から申し込みができる!

市営住宅は申込み条件 がいくつかあり
募集期間が年間数回と決まっています。

申し込んだのは、まだ離婚していないときです。
申込みの時点で、入居予定の家族を全て記入するのですが、もちろん元夫は除外!

離婚前に申込みできるのかを事務局に問い合わせたとき
答えは「抽選に当選して、実際の入居手続き(契約日)のときに
離婚していることが確認できれば(住民票や戸籍といった必要書類を提出)大丈夫ですよ。」とのことでした。

市営住宅は物件によっては競争率が高いので、ダメ元で申込みました。
結果はまさかの当選!

市営住宅の入居手続きは実際どう?

申し込んでから約4~5カ月かかります
(随時募集はもっと短い期間で入居できるようです )

■Kさんの市営住宅への入居スケジュール

7月中旬に募集申込み(期間は約2週間)
→8月抽選日(結果はがきが届く)
→契約書が9月下旬から順次発送され、手元に届く
→指定日(10月下旬)に市役所に行って契約
→11月中旬に鍵を受け取って入居
※11月の家賃は日割り計算です。

下見ができないけど、快適!

やっと入居できるようになったものの、一抹の不安がありました。
市営住宅は、民間の賃貸を契約するときのような下見ができないのです。

鍵を受け取ってから、余程の理由があれば辞退できるようですが、それはしたくない。
早速、部屋を見に行きました。

結果は、すごくきれいでびっくり!
ドアも塗り替えてあるし、畳も新品、お風呂は新品にリフォームされていました。
フローリングは新品ではなかったですが、全く気にならない状態。
今では、娘と2人、快適に暮らしています。

家賃月85,500円から月54,100円へ 年間376,800円節約

広さは、3LDK
市営住宅は最寄り駅より徒歩15分ですが
UR賃貸に住んでいたときも自転車で駅まで通勤していたので
純粋に家賃分が家計にプラスになりました。

通信費と保険も見直して年間約18万円節約

毎月かかる固定費が変われば、年間の節約効果は大!
今度は保険と通信費を見直すことにしました。

保険は、シングルマザーは「ひとり親家庭医療助成制度」により
大阪府の場合1回あたり500円の自己負担となります。

なので、独身時代からかけ続けていた医療保険は解約
(おまけに長期入院しかカバーできない)

ただ、医療保険が全くなくなってしまうと
いざというときに不安です。そこで、がん保険に新たに加入することにしました。

「医療保険月5754円+生命保険月1,567円」から「がん保険月1,772円+生命保険(そのまま)月1,567円」
年間47,784円節約

通信費は、既に見直している方も多いと思いますが
大手キャリアから格安スマホに変更
ネット代もほとんど使わない固定電話がセットになっていたので
この際ネット単体の他社プランに乗り換えました。

スマホ代(大手キャリア)毎月約9,000円→格安スマホ3,308円
ネット代(ケーブルテレビと固定電話、ネット込みのプラン)約月10,000円→ネット単体月4,647円
年間132,540円節約

住まい・保険・通信費の見直しで年間約56万円の節約は
10年にすると約560万円にもなり、家計は大きく変わります。
皆さまに合った方法で、見直しをご検討されてみてはいかがでしょうか。

家計をスリムにしたいなら固定費の見直しは効果バツグン

家計をもう少し節約したい!と思うシングルマザーさんは多いですね
家計をスリムにしたいときは、毎月・毎年支払う、住まい・通信費・保険・光熱費から改善の大堂を実践されたKさん、56万円の節約は大きいです。

市営住宅は「なかなか当たらない」と聞きますが
Kさんのように抽選で当たった!というシングルマザーさんもおられます。

また、なかなか当たらない方でも
・民間の賃貸で大家さんと交渉して月5,000円下げ、年間6万円の節約
・中古の家を買い、住居費が約8万円から約3.5万円で年間約54万円の節約
・UR賃貸で2割家賃が安くなる「ママ割」を活用し、月34,800円の家賃に
など色々節約のために実践しています。

また、住まいはご縁やタイミングもありますので
すぐできる家計の見直しは、通信費と保険です。
忙しいシングルマザーだからこそ

今月は〇〇を見直す!
と決めて、実践するといいですね。

加藤先生のワンポイント!

シングルマザーになるならないに関わらず、子どもがいるからこそお金のことで悩みますよね。でも、なんとかしてがんばるママには必ず希望の光が見えてきます。ひとりで悩んでしまった時は、「今困っている」ことを友達や専門家にも相談してみましょう。
※もちろん加藤先生にも相談できます!→info@happy-energy.jp まで!

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