#74  お家で出来る!好奇心の新規開拓 ~親子観劇のススメ~

~親子で演劇(映画)鑑賞をより深く楽しむための方法~

こども時代は脳の発達段階においても何かを好きになるピークだと言われています。
そんな時期に、こどもの好奇心をどんどん刺激したいもの。
好奇心を引き出すことは、IQを高めることにも繋がるそうです。

そこで、ご紹介したいのが「親子で楽しむ演劇鑑賞のススメ」です。
演劇は楽しい刺激、面白い発見の宝庫!
だって目の前の展開されるまだ見ぬ新しい世界に浸って、それを丸々体験できるんです。
繰り広げられる会話のキャッチボール、喜怒哀楽の感情の応酬、大きくて大胆な身体表現、
そして音楽も照明も美術も…それら全てが新しい刺激となること間違いなし!とにかく情報量も半端ないんです!

さあ、総合芸術と呼ばれる演劇から何を受け取るか?!
―‟それはあなた次第“なところも、演劇の魅力の一つです。

もちろん、演劇ではなく映画と置き換えて捉えて頂いてOK!
こんな時期だからこそ、今はまず、お家で出来る親子で動画鑑賞から始めて頂くことをお勧めします。
(そして、事態が落ち着いたら是非劇場へ!という心持ちで読んで頂けましたら幸いです)

メリットだらけの演劇鑑賞

まずは、演劇鑑賞の教育的効果を少しだけ説明させて下さい。
海外では、演劇はこどもの表現力やコミュニケーション能力を高める絶好の教育法と言われています。
「演劇は生きる練習」とも言われ、成長過程において必須とされて学校でも実践されているんです。

これは「演じる」ことの効果を指し、大まかに言って3点です。
まず、感情を体感することで感情表現が豊かになる点、次に共感する力が育つことで社会性が育まれる点、
最後にコミュニケーション力が促進される点です。
しかし日本では「演じる」ことは、どうしたって中々ハードルが高いのが現実ですよね。
けれど、これと同じ効果が、演劇を見て心を動かされる経験をするだけでも、大いに得られるんです。

親子で一緒に楽しむことに意味がある

さあ、本題です!!そんな観劇の際に、是非とも推奨したいのが、親子で一緒に楽しむことです。
その事で更に相乗効果が期待できます。 お父さんお母さんが楽しんでいれば、こどももその姿を見て間違いなく一緒に楽みます。
もしお父さんが感動して心洗われたのであれば、その事をお子さんにも話して下さい。
大笑いしたお母さんが日頃のストレスを忘れられたならば、その解放感もお子さんに伝えて下さい。
こどもは親の感情を知ることで、親のフィルターを通したもう一つ別の世界を感じることも出来ます
一緒に劇場に足を運び、ぜひ感情や刺激を共有して下さい。

作品選びは、プレゼン合戦?!

ここも親子で観劇する際におススメしたい大きなポイントです。
観劇する作品の候補をこどもに挙げてみて貰って下さい。
(あらかじめリストアップした中から選ぶのでもOK)
思いもよらない作品を候補に挙げるかもしれませんし、親が知らない作品を上げるかもしれません。
今、何に興味があるのか?どういうものが好きなのか?を知ることも出来ますし、
何故それを見たいか?何故、親に一緒に見せたいのか?をプレゼンして貰うのもいいと思います。

同時に、親がこどもと一緒に観たい作品を候補に挙げて、親もプレゼンするのもいいでしょう。
その結果、こどもが親のプレゼン作品を選べば、それもよし。

作品への興味を共有してから観劇は、より楽しい物になるはずです!

感想をシェアしよう!

観劇後は是非とも感想を伝え合う時間をとって頂きたいと思います。
その際に大切なことは、感想を聞く際は、まずは共感すること。
そのことで、こどもは「受け止めてくれた」と感じ、次からもっと話すようになります。
話すようになると、考える力もぐんぐん身に付くことでしょう。
そして興味はどんどん広がっていくのです。
さらに、親子で一緒に楽しむことの意味のところでもお伝えした通り、
親の感想からもさらに世界が広がることと思います。

さぁ、劇場へ

今はコロナの影響で演劇のみならず様々なエンターテイメントが自粛ムードですが、
この事態が落ち着いたら、是非劇場へ。
今後そういったおススメ作品の紹介をして行けたらと思っています。
生で見るからこその醍醐味とその効果をきっと感じていただけると思いますよ。

この時期に好奇心を広げて作品選びから!
そして親子で観劇の前に、まずは親子で動画(映画)鑑賞を!

文:高梨由

INDEXヘ戻る

Follow us!